今年も紫陽花(アジサイ)の開花を迎え、花手水のご用意ができました。
当神社の花手水は、アジサイの盛りが過ぎたものから手水に活躍の場を移し、皆様をお迎えしております。
色々な種類の紫陽花があるので、「どこで買っているのですか?」と聞かれることが多いのですが、すべて境内の紫陽花です。
実は私達が見慣れている手毬咲きの紫陽花(本アジサイ・西洋アジサイ)は、「ガクアジサイ」「ヤマアジサイ」などの日本の固有種が欧米に持ち出されて品種改良され、逆輸入されたものになります。
とはいうものの、現在はほとんどが国内で育成されたものになりますので「西洋アジサイ」というのはちょっと違うかな、とも思います。
当神社の紫陽花は固有種から始まり、かなり多くの種類の紫陽花が植わっているので、散策がてらご覧いただくのがオススメです。
今年は花手水の上に風鈴をご用意しました。
社務所前に下がる南部鉄器の風鈴とは違い、「ぎやまん(ガラス)」の風鈴になります。
こちらは当神社が震災以来支援を続けている福島県、会津喜多方の風鈴です。
会津の伝統技法の蒔絵の技術を応用した漆絵で丁寧に描かれており、とても澄んだ力強い音がします。
花手水は境内の紫陽花が咲き終わったら終了となります。
期間は大体6月末くらいまでかな、と思います。
皆様の御参拝を心よりお待ちしております。