新たな御神紋を配し、例大祭限定御朱印符の頒布を10/11(土)より開始いたします。
当社の御社紋は左三つ巴。
御社紋は創建以来、その場所と歴史を象徴するもの。
一方、御神紋は御祭神の夫婦神、
『素盞嗚命(すさのおのみこと)』と『櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)』を象徴する、
いわばアイデンティティを形にしたものです。
このたび、新たなる御神紋が、
京源三代目 紋章上繪師、波戸場承龍氏と波戸場 耀鳳氏の手により成立いたしました。
この例大祭を機にお披露目とさせていただきます。
今年は、その御神紋を大胆に中央に配し、
おめでたい丹色(にいろ)の御朱印符となりました。
家紋は正円と直線のみで構成されています。
御神紋のみならず、描くために必要な円と線の軌跡を残し、
宇宙を感じさせる幻想的な世界観を表現した、
波戸場承龍氏オリジナルの作図技法『紋曼荼羅®』を記しました。
和紙は埼玉県が誇る小川和紙を使用し、
風合いを最大限に生かし御神紋を際立たせるために、
本来は裏で使用する面で表現いたしました。
そして、一枚一枚人の手によってちぎり加工を施し、
類を見ない質感を極めた御朱印符となりました。
御朱印帳にお貼りいただき、見開きの御朱印として、また、ご自宅に御神符としてお祀りください。
皆様の御参拝を心よりお待ちしております。
【初穂料】
1.200円
【頒布期間】
10/11(土)~10/25(土)まで
※無くなり次第終了
【鎮守 氷川神社様 神紋意匠】
御神紋「大欅年輪に十三剣紋」は、
氷川の社に鎮まります御祭神『素盞嗚命』 の神威を示す「剣」と、
その妃神『 櫛名田比売命』の御名に通じる「櫛」の神霊意、
そして社頭に大きく根を張る御神木・大欅の「年輪」を重ね合わせた、
極めて神聖な意匠であります。
これは境内の大欅が語る「命の記憶」と、
須佐之男命がもたらした「祓いと守護」の力とを一つに結晶させたものであり、
氷川の社の歴史と信仰の深層を象徴する「祈りの紋章」であります。
【紋の構成とその霊意】
1.大欅の年輪 ── 命の記憶と霊性の象徴
境内に聳え立つ大欅は、この地を護り続けてきた生命そのものの化身であります。
その断面に刻まれる年輪は、時を重ねた痕跡であると同時に、
代々の祈りが堆積した「魂の記録」です。
御神紋においては、その年輪を末社八社にちなみ八重に構成し、
神々の広がりと地域の信仰が重なり合ってゆく姿を示しました。
中心から外へ静かに広がる渦は、生命が巡り、
信仰が連なってゆく“命の波動”を映し出しています。
2.十三剣 ── 祓いと再生の刃
その年輪の上に重ねられたのが、十三本の剣の車座です。
「十三」という数は、「九(く)」と「四(し)」を合わせ“櫛”と読む語呂に通じます。
古来、櫛は護りと結びの象徴とされ、髪を整え魂を鎮める神聖な具でもありました。
これにちなみ十三本の剣は、苦(く)と死(し)を越え、災厄を祓い、清め、
再生と円満へ導く神力の刃として配しました。
また剣は、須佐之男命が八岐大蛇を斬り、草薙剣を得た神話に由来し、
破邪・守護・浄化の力そのもの。
十三本の剣は、その神話的威光を現す守護の陣形です。
3. 車座の円陣 ── 結界と循環の象徴
剣を円形に配する「車座」の構成は、結界を張り巡らす神霊図です。
それは人と人、神と人、時と命を結び、絶え間なく巡る「縁」の円環を象徴します。
そこには和合と調和、循環と再生の理が込められています。
「大欅の年輪」と「十三剣」の重なりは、
すなわち「命の記憶と祈り」+「祓いと再生」を重ね合わせた御神紋です。
八つの年輪は地域に根ざす信仰の層を示し、
十三の剣は苦と死を越えて清めをもたらす刃。
その両者が一つとなることで、この紋は素盞嗚命と櫛稲田命の御神力を映し、
この社を永劫に護り続ける「氷川のしるし」となっております。
願わくば、この御神紋を仰ぐすべての方々が、
災いを断ち切り、
生命の記憶と再生の力に包まれ、
清らかなる祈りの循環の中に生きることができますように。
氷川の社に宿る御神威が、
未来の世代へと連なり、
永遠にこの地を護り給わんことを…