神話における〝お日さま〟
昔から米づくりなどの農業が盛んだった日本では、
恵みをもたらす太陽は、何よりも大切なものでした。
日本人は「お日さま」という言葉に、
その思いを込めてきました。
〝天(あま)照(てらす)〟とは文字通り、
〝天に照り輝く太陽〟を意味します。
つまり、万物に生命力を与える太陽エネルギーの象徴です。
『天照大神(あまてらすおおみかみ)』は、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から戻られた際、
穢(けがれ)を払う禊(みそぎ)として左目を清めたときに誕生しました。
生まれてすぐに高天原(たかまのはら)を治めることになった天照大神、
その子孫が地上に降りて天皇家の祖先(皇祖神)となりました。
そのため、日本を代表する太陽の女神、
そして最も貴い神として伊勢神宮をはじめ多くの神社にお祀りされています。
〇ご 利 益
国家安泰・開運・長寿・子孫繁栄
〇主要神社
伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)。その他、全国の皇太神社、神明社。
〇別 称
天照大御神・天(あま)照(てらす)皇(すめら)大神(おおみかみ)・大日孁(おおひるめ)貴(むちの)神(かみ)
日本の最高神である天照大神。国民すべてを守護する日本の総氏神として、
日本がいつまでも明るく豊かで笑顔の絶えない国であるよう、
今日も私達を見守ってくれているのです。
※次回は科学における お日さま について…
つづく